在宅勤務を始めたものの、「リビングのダイニングテーブルで仕事している」「ベッドの横にデスクがあって集中できない」という人は多い。部屋のレイアウトを工夫するだけで、集中力と仕事の質が大きく変わる。
この記事では、ワンルーム・1K・1LDK以上の間取り別に、在宅勤務に適したレイアウトパターンを具体的に解説する。専用の書斎がなくても、工夫次第で快適なワークスペースを作れる。

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レイアウトの大原則|仕事と生活を視覚的に分ける
なぜ「分ける」ことが大事なのか
在宅勤務の最大の課題は「仕事とプライベートの切り替え」だ。トドケールの公式ブログでも、「休む場所」と「働く場所」をできる限り分けることが在宅勤務の鉄則だと紹介されている(参考:トドケール 在宅勤務レイアウト術)。
物理的に別の部屋を用意できなくても、パーテーションやカーテンで仕切るだけでオンオフの切り替えがしやすくなる。
デスクの向きは窓を正面か横にする
窓を背にするとWeb会議で逆光になるし、窓に正面を向けるとまぶしさが気になる場合がある。基本的には窓を横にして自然光を取り入れつつ、直射日光は避ける配置がベストだ。
ワンルーム(6〜8畳)のレイアウト
パターン1|壁際にL字型配置
部屋の角にデスクを置き、L字型に配置するパターン。壁に向かって座ることでベッドが視界に入りにくくなり、集中しやすい。デスクの左右どちらかを壁につければ、周りが囲われた空間になる。
パターン2|パーテーションで仕切る
部屋の中央付近にパーテーションを置いて、「仕事エリア」と「生活エリア」を区切る方法。CLAS(クラス)の実例集でも、カラーボックスや突っ張り式のパーテーションで仕切るだけで集中しやすくなると紹介されている(参考:CLAS ワンルームテレワークレイアウト)。
パターン3|折りたたみデスクで省スペース
ワンルームで常にデスクを出しておくスペースがない場合、折りたたみ式デスクが有効だ。業務終了後はデスクを畳んで生活空間に戻せるので、オンオフの切り替えにもなる。
ワンルームのレイアウト成功のコツ
- ベッドが視界に入らない配置にする(目に入ると休みたくなる)
- 壁向きに座ると集中しやすいが圧迫感が出る場合は棚で仕切る
- デスクの奥行きは45〜60cmあれば十分。コンパクトモデルを選ぶ

1K(6〜10畳)のレイアウト
パターン1|キッチンとの仕切りを活用する
1Kはキッチンと居室が分かれているので、ワンルームよりレイアウトの自由度が高い。キッチン側の壁際にデスクを配置すれば、居室をそのまま生活空間として使える。
パターン2|窓際にデスクを配置する
窓際にデスクを置くと自然光が入って明るい作業環境になる。ただしWeb会議では逆光になりやすいので、カーテンで光量を調整するか、カメラの向きを工夫する必要がある。
パターン3|クローゼット前をワークスペースにする
使用頻度の低いクローゼットの前にデスクを配置し、クローゼットの扉を開けば収納棚としても使えるレイアウト。奥行きのあるデスクが置けない場合に有効だ。
1LDK以上のレイアウト
パターン1|リビングの一角にワークコーナーを作る
リビングの壁際やコーナー部分にデスクを配置し、パーテーションや棚で区切る。ITOKIの公式コラムでも、リビングのコーナー部分を活用するレイアウトが推奨されている(参考:ITOKI 在宅ワークの部屋づくり)。
パターン2|寝室をワークルームに転用する
寝室にデスクを置いてワークルーム兼用にするパターン。Web会議の背景が整いやすく、リビングの家族に気を遣わなくて済む。ただし仕事が終わった後もデスクが目に入るため、ロールスクリーンなどで隠せる工夫があるとよい。
パターン3|押し入れ・クローゼットをデスク化する
奥行きのある押し入れやクローゼットの中段を撤去してデスクスペースにする方法。扉を閉めれば完全に生活空間と分離できるため、オンオフの切り替えにはとても優れたレイアウトだ。
押し入れやクローゼットをデスク化する場合は、換気と照明の確保が必須だ。密閉空間は温度が上がりやすく、適切な照明がないと目を酷使してしまう。USB扇風機やクリップ式のデスクライトで対策しよう。
Web会議に適したレイアウトのコツ
背景を整える
Web会議では顔だけでなく背景も映る。本棚や観葉植物を背景にすると知的な印象を与えやすい。生活感のあるもの(洗濯物・散らかった棚)が映らない位置にカメラを設置しよう。
音環境を考慮する
リビングにデスクがあると家族の生活音が入りやすい。できればWeb会議のときだけでも別の部屋に移動できるレイアウトが理想だ。それが難しい場合は、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドセットで対策しよう。

Q&Aコーナー|部屋レイアウトの疑問に答える
Q. 夫婦で同時に在宅勤務する場合は?
理想は別々の部屋にデスクを置くことだが、スペースの制約がある場合はデスクを背中合わせに配置して、間にパーテーションを置く方法がある。お互いの視界に入らないだけで、集中しやすくなる。
Q. デスクのサイズはどのくらい必要?
幅100cm×奥行き50cm以上が目安。モニターを置くなら幅120cm以上あると快適だ。ワンルームでスペースが限られるなら、幅80cm×奥行き45cmのコンパクトモデルでもノートPC作業には十分対応できる。
Q. 賃貸で壁に穴を開けずに仕切りを作るには?
突っ張り式のパーテーションやつっぱり棚、カーテンレールをDIYで設置する方法がある。ディアウォールやラブリコを使えば柱を立てて棚を作ることもでき、壁を傷つけずに空間を仕切れる。
Q. 子どもがいる家庭でのレイアウトのコツは?
子どもの生活動線とワークスペースが交差しない配置にするのが基本。リビングの隅よりも、廊下や寝室など子どもが普段遊ばないエリアにデスクを置くほうが、作業の中断が減る。
まとめ|レイアウト次第で在宅勤務の質は変わる
専用の書斎がなくても、レイアウトの工夫だけで在宅勤務の快適さは大きく変わる。まずは「ベッドが視界に入らない配置」と「仕事エリアの視覚的な仕切り」の2つを意識してみよう。
パーテーションひとつ、デスクの向きを変えるだけでも効果は出る。今の部屋で最大限に集中できるレイアウトを見つけて、在宅勤務を楽しんでほしい。

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