「会社に縛られず、自宅やカフェで自由に働きたい」「フリーランスに興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」そんな気持ちを抱えている方は多いのではないだろうか。
リモートワーク環境が広がった今、フリーランスという働き方は以前よりもずっと始めやすくなっている。パソコンとネット環境さえあれば、場所を選ばずに仕事ができる時代だ。
ただし、勢いだけで独立してしまうと収入が不安定になったり、案件がなかなか見つからなかったりと苦労するケースも少なくない。しっかりとした準備と戦略があってこそ、フリーランスとしてリモートワークを続けていけるのだ。
この記事では、リモートワークでフリーランスを始めるための具体的なステップ、未経験から挑戦しやすい職種、案件の見つけ方、そして独立後に知っておくべきお金の話まで、幅広く解説していく。

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リモートワーク×フリーランスが注目される理由
フリーランスとリモートワークの相性が良い理由は、いくつかのポイントに集約される。
まず、企業側のリモートワーク導入が加速しているという背景がある。コロナ禍をきっかけに多くの企業がリモートワーク体制を整えたが、その流れは記事執筆時点でも続いている。業務委託やフリーランスへの発注においても、オンラインで完結する案件が増えているのだ。
次に、クラウドソーシングや案件マッチングサービスの充実が挙げられる。クラウドワークスやランサーズといったプラットフォームでは、未経験でも受注しやすい案件が数多く掲載されている。案件の受注から報酬の受け取りまで、すべてオンラインで完結するため、通勤の必要がない。
さらに、場所に縛られない働き方ができるため、地方在住でも都市部の企業と取引できるというメリットがある。住む場所を自由に選べることで、生活コストを下げながら収入を維持するライフスタイルも実現可能だ。
フリーランス×リモートワークの魅力は「働く場所の自由」「時間の柔軟性」「スキル次第で収入アップ」の3つ。特に、ITやクリエイティブ分野では完全リモートの案件が豊富に揃っている。
未経験から挑戦しやすいフリーランスの職種
リモートワークでフリーランスを始めるといっても、どんな職種を選ぶかで難易度は大きく変わる。ここでは、未経験からでも比較的始めやすい職種を紹介する。
Webライター
文章を書くことが好きなら、Webライターは最も参入しやすい職種の一つだ。SEO(検索エンジン最適化)の基礎知識を身につければ、メディア運営企業やアフィリエイトサイトからの執筆案件を受注できる。最初は文字単価0.5円〜1円程度の案件から始めて、実績を積むことで単価を上げていくのが一般的な流れになる。
動画編集
YouTube動画やSNSのショート動画の需要が急増しており、動画編集のスキルは非常に重宝されている。Adobe Premiere ProやCapCutなどのツールは独学でも習得しやすく、数か月の学習で案件を受注できるレベルに到達できるケースもある。
Webデザイナー
バナー制作やLP(ランディングページ)デザインなど、Webデザインの案件もリモートワークとの相性が抜群だ。Canvaのような無料ツールから始めて、FigmaやAdobe XDといった本格的なツールへステップアップしていくのが効率的だ。
プログラミング・Web開発
プログラミングスキルがあれば、フリーランスとして高単価の案件を獲得しやすい。特にWeb系のフロントエンド(HTML/CSS/JavaScript)やバックエンド(Python/PHP/Ruby)の案件は需要が高く、月収50万円以上を狙えるポジションも珍しくない。
オンラインアシスタント・事務代行
特別なスキルがなくても始めやすいのが、オンラインアシスタントや事務代行の仕事だ。メール対応、スケジュール管理、データ入力、リサーチ業務など、パソコンの基本操作ができれば受注可能な案件が多い。

フリーランスとしてリモートワークを始める5つのステップ
実際にリモートワークのフリーランスとして活動を始めるために、押さえておくべきステップを順番に解説する。
ステップ1:自分のスキルと方向性を整理する
まずは、自分がどんなスキルを持っていて、何に興味があるのかを棚卸しすることから始めよう。過去の仕事経験、趣味、得意なことなどを書き出してみると、フリーランスとして活かせるスキルが見えてくる。「なにもスキルがない」と感じる方でも、パソコン操作・文章作成・コミュニケーション力など、活かせるポイントは意外と多い。
ステップ2:必要なツールと環境を整える
リモートワークに必要な基本的な環境は以下の通りだ。
- 安定したインターネット回線(光回線推奨)
- ノートPCまたはデスクトップPC
- Web会議用のヘッドセットやWebカメラ
- チャットツール(Slack、Chatworkなど)のアカウント
- クラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)
最低限これらが揃っていれば、すぐにでもフリーランス活動をスタートできる。
ステップ3:クラウドソーシングに登録して実績を作る
未経験の場合は、まずクラウドソーシングサイトで小さな案件から実績を積み上げていくのが堅実な方法だ。代表的なプラットフォームとして以下が挙げられる。
- クラウドワークス:国内最大級の案件数を誇り、初心者向けの案件が豊富。案件の約97%がリモートワーク対応(公式サイト)
- ランサーズ:クラウドワークスと並ぶ大手。85%以上の案件がリモート対応で、パッケージ出品機能で自分のスキルを売り込める(公式サイト)
- ココナラ:自分のスキルを「サービス」として出品できるマーケット型。デザインや翻訳、相談系の案件に強い(公式サイト)
クラウドソーシングの手数料は一般的に報酬の5%〜20%程度。各サービスの手数料体系は公式サイトで最新情報を確認しよう。
ステップ4:ポートフォリオを作成する
ある程度の実績ができたら、自分のスキルや成果物をまとめたポートフォリオを作成しよう。Webライターなら執筆記事のサンプル、デザイナーなら作品集、プログラマーならGitHubのコードリポジトリなど、実力を可視化する材料を揃えておくと、直接クライアントからの受注につながりやすい。
ステップ5:案件獲得チャネルを広げる
クラウドソーシングだけに頼らず、以下のような方法で案件の獲得先を広げていこう。
- フリーランスエージェント(ITプロパートナーズ、レバテックフリーランスなど)に登録する
- X(旧Twitter)やSNSで発信して認知を高める
- ブログやnoteでポートフォリオ代わりの情報発信をする
- 前職の人脈や知人からの紹介を活用する
- 求人サイト(Remogu、ReWorksなど)でフリーランス向け案件を探す

フリーランスが知っておくべきお金と手続きの話
フリーランスとして独立するなら、お金や税金に関する基礎知識は避けて通れない。会社員時代には給与天引きで済んでいた社会保険や税金を、すべて自分で管理する必要があるからだ。
開業届の提出
フリーランスとして事業を開始したら、税務署に「開業届」を提出しよう。提出は義務ではないが、青色申告が使えるようになり、最大65万円の控除を受けられるため、節税効果が大きい。
確定申告の準備
フリーランスの収入は「事業所得」として確定申告が必要だ。クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードクラウドなど)を活用すれば、帳簿の記帳から申告書の作成まで効率よく進められる。各ソフトの料金プランは公式サイトで最新情報を確認しよう。
国民健康保険と国民年金への切り替え
会社を退職してフリーランスになる場合、健康保険は国民健康保険に、年金は国民年金に切り替える必要がある。市区町村の窓口で手続きできるので、退職後14日以内に忘れずに対応しよう。
請求書と契約書の管理
クライアントとの取引では、必ず契約内容を書面で残しておくことが大切だ。業務範囲、報酬金額、支払い条件、著作権の帰属先などを明記した契約書を取り交わそう。また、請求書はクラウド請求書サービス(Misoca、freee請求書など)を使うと管理がスムーズになる。
フリーランスの収入は不安定になりがち。生活費の3〜6か月分は貯蓄してから独立するのが安心だ。副業としてまずは始めて、安定してから独立するという方法もおすすめ。
リモートワークのフリーランスが陥りやすい失敗と対策
フリーランスとして活動を続ける中で、多くの方がぶつかりやすい壁とその対策を紹介する。
失敗1:単価の安い案件ばかり受けてしまう
最初は実績を作るために安い案件を受けるのも一つの戦略だが、いつまでも低単価に甘んじていると時間ばかり取られて収入が伸びない。3か月〜半年で実績ができたら、思い切って単価交渉をしたり、より条件の良い案件に応募する勇気を持とう。
失敗2:自己管理ができず生産性が落ちる
リモートワークのフリーランスは、自分でスケジュールを管理しなければならない。朝起きる時間がバラバラだったり、だらだらとSNSを見てしまったりして生産性が落ちるケースは多い。ポモドーロテクニック(25分集中→5分休憩)やタスク管理ツールを活用して、時間の使い方にメリハリをつけよう。
失敗3:一つのクライアントに依存してしまう
収入源が一つのクライアントに集中していると、その取引が終了した途端に収入がゼロになるリスクがある。常に3社以上のクライアントと取引する状態を維持するのが理想的だ。
失敗4:孤独感やメンタルの不調
一人で作業を続けていると、孤独感を感じやすくなる。コワーキングスペースの利用や、フリーランスコミュニティへの参加など、意識的に人とつながる機会を作ることが大切だ。

フリーランスの案件獲得に役立つサービス
リモートワークのフリーランスが案件を効率よく獲得するために、活用したいサービスを紹介する。
クラウドソーシング系
- クラウドワークス:国内最大級。ライティング、デザイン、プログラミング、事務など幅広いジャンルの案件が揃う
- ランサーズ:パッケージ出品機能が充実。スキルを可視化して直接依頼を受けやすい
- ココナラ:個人向けサービスの出品に特化。相談系やクリエイティブ案件に強い
エージェント系
- レバテックフリーランス:ITエンジニア向けの案件が中心。高単価案件が多い
- ITプロパートナーズ:週2〜3日稼働の案件が多く、副業との両立がしやすい
- Remogu(リモグ):リモートワーク特化の求人サイト。正社員からフリーランスまで幅広い雇用形態に対応
リモートワーク特化の求人サイト
- ReWorks(リワークス):フルリモートに特化した求人サイト。業務委託やフリーランス向けの案件も掲載されている
- Reworker(リワーカー):リモートワーク求人を横断的に検索できるサービス
よくある質問(Q&A)
Q. フリーランスを始めるのに資格は必要?
基本的に資格は不要だ。ただし、Webデザイン技能検定やITパスポートなどの資格があると、クライアントへのアピールポイントになることもある。資格取得よりも、実際の制作物やポートフォリオの方が評価されるケースが多い。
Q. 副業からフリーランスを始めても問題ない?
むしろ推奨される始め方だ。本業の収入がある状態でスキルを磨き、案件を受注する練習を積むことで、リスクを大幅に減らせる。副業の月収が本業の半分を超えるくらいまで安定してから独立を検討するのが安全だ。
Q. フリーランスの収入はどのくらい?
職種や経験、稼働時間によって大きく異なる。Webライターであれば月10万〜30万円、プログラマーであれば月50万〜100万円以上を稼ぐ方もいる。収入は個人のスキルと営業力に比例するため、スキルアップと案件獲得の両方に力を入れることが重要だ。
Q. フリーランスにおすすめの保険は?
フリーランス協会の「ベネフィットプラン」に加入すると、賠償責任保険が付帯する。詳細はフリーランス協会の公式サイトで確認しよう。

まとめ
リモートワークでフリーランスを始めることは、記事執筆時点において多くの方にとって現実的な選択肢だ。クラウドソーシングやフリーランスエージェントなど、案件獲得の手段は豊富に揃っており、未経験からでもステップを踏めば着実にキャリアを築いていける。
大切なのは、いきなり独立するのではなく、副業から始めて実績とスキルを積み上げること。そしてお金の管理や自己管理の習慣を身につけてから、本格的に独立を検討するのが賢い進め方だ。
フリーランスとしてリモートワークを続けるには、スキルアップの継続、複数のクライアントとの取引、そして自分の心と体を守るセルフケアが欠かせない。この記事で紹介した内容をぜひ参考にして、自分に合ったペースでフリーランス生活への第一歩を踏み出してほしい。
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