「人事の仕事をリモートワークでやりたい」「在宅勤務可能な人事求人ってどうやって見つけるの?」と考えている方は多いだろう。
人事職は採用活動のオンライン化や労務管理のクラウド化が進んだことで、リモートワーク可能な求人が増加傾向にある。オンライン面接の実施、勤怠管理システムの運用、人事評価のデータ管理など、PC上で完結する業務が多いのが特徴だ。
ただし、完全フルリモートの人事求人はまだ限定的で、週1〜3日出社のハイブリッド型が主流という傾向がある。転職エージェント大手のデータによると、管理部門の求人でフルリモートは減少傾向にあり、一方でリモートワーク自体(ハイブリッド含む)は約59%と定着している状況だ。
この記事では、リモートワーク可能な人事求人の種類、効率的な探し方、求められるスキル、年収相場まで詳しく解説する。

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リモートワーク可能な人事職の種類
採用担当(リクルーター)
新卒・中途採用の企画から実行まで担当する職種だ。求人媒体の管理、書類選考、面接の調整、候補者とのコミュニケーションが主な業務になる。オンライン面接が普及したことで、リモートワークとの親和性が高まっている。
労務管理
給与計算、社会保険手続き、勤怠管理、就業規則の整備などを担当する。クラウド型の労務管理ソフト(SmartHR、freee人事労務、マネーフォワードクラウド給与など)を活用すれば、在宅でも対応できる業務が多い。
人事企画
人事制度の設計、評価制度の構築、組織開発の施策立案などを行う。データ分析や資料作成が中心の業務のため、リモートワークに適している。
人材育成・研修担当
社員の研修プログラムの企画・運営を担当する。オンライン研修の導入が進んだことで、在宅からでも研修の企画・実施が可能になっている。
HRBP(HRビジネスパートナー)
事業部門に密着し、経営課題に対して人事の側面から解決策を提案する上級職だ。年収が高く、リモートワーク可能な求人も増えている。ただし、事業部門との密なコミュニケーションが求められるため、完全フルリモートは少ない傾向にある。
人事の中でも「採用」と「労務」はリモートワークとの相性が特に良い。採用面接のオンライン化と労務管理のクラウド化が大きな追い風になっている。
リモートワークの人事求人の探し方
管理部門特化の転職サイト
- MS-Japan:管理部門に特化した転職エージェント。人事・総務のリモートワーク求人を紹介してもらえる
- HERP Career:スタートアップの人事求人が多い。「フルリモートワーク」で絞り込みが可能(公式サイト)
大手転職サイト
- doda:「人事 労務 リモートワーク 在宅勤務」で検索すると複数の求人が見つかる(公式サイト)
- リクルートエージェント:東京の人事求人でフルリモート対応の求人も掲載されている(公式サイト)
- Indeed:「フルリモート 人事」で検索すると500件以上の求人が表示される
スタートアップ向け転職サイト
スタートアップやIT企業は人事職のリモートワーク導入に積極的だ。Wantedly、Green、HERP Careerなどのプラットフォームでは、フルリモートやハイブリッドの人事求人が見つかりやすい。
マイナビ転職
マイナビ転職の首都圏版では、東京都のフルリモートワーク・完全在宅勤務可の求人が多数掲載されている。「人事」で絞り込み検索をかけよう。

リモートワークの人事に求められるスキル
HRテック(人事テクノロジー)の活用スキル
在宅で人事業務を行うためには、各種クラウドツールを使いこなす力が必須だ。
- 勤怠管理:KING OF TIME、ジョブカン勤怠管理 など
- 給与計算・労務:SmartHR、freee人事労務、マネーフォワードクラウド給与 など
- 採用管理(ATS):HERP Hire、Talentio、採用管理システムsonar ATS など
- 人事評価:カオナビ、HRBrain など
コミュニケーション力
人事は社員、経営層、求職者など、さまざまなステークホルダーとのコミュニケーションが業務の中心だ。リモート環境では特に、テキストでの正確な情報伝達力とオンライン面談での対話力が求められる。
労働法の知識
労務管理を担当する場合、労働基準法、労働契約法、育児介護休業法などの基本的な法律知識が必要だ。法改正への対応力も重要なスキルになる。
データ分析力
採用コストの分析、離職率の傾向把握、エンゲージメント調査の結果分析など、データに基づいた意思決定を求められる場面が増えている。Excelやスプレッドシートでのデータ集計・可視化のスキルがあると業務の幅が広がる。
機密情報の管理意識
人事は社員の個人情報や給与データ、評価情報など機密性の高いデータを扱う。リモートワーク環境でのセキュリティ対策は特に重要だ。
人事データは個人情報保護法の対象だ。在宅で作業する場合は、企業のセキュリティポリシーを厳守し、VPNの利用やパスワード管理の徹底を怠らないようにしよう。
リモートワーク人事の年収相場
正社員の場合
人事担当者の正社員年収は350万〜600万円が一般的だ。採用マネージャーや人事部長クラスになると600万〜1,000万円以上の求人もある。HRBPのポジションでは700万〜1,200万円程度の年収が見込めるケースもある。
派遣社員の場合
人事・労務の派遣時給は1,500円〜2,000円が相場だ。フルタイム勤務で月収24万〜32万円程度になる。
フリーランスの場合
フリーランス人事コンサルタントとして活動する場合、月額30万〜80万円程度の案件がある。採用コンサルティングや人事制度設計のプロジェクトベースでの契約が多い。

フルリモートで人事職に就くための戦略
戦略1:HRテックに精通する
SmartHR、freee人事労務、HERP Hireなど主要なHRテックツールの操作経験は、リモートワーク人事の求人で大きなアドバンテージになる。無料トライアルやデモ版で事前に触っておこう。
戦略2:IT・SaaS業界を狙う
IT企業やSaaS企業はリモートワーク文化が根づいている企業が多い。人事職のフルリモート求人も、これらの業界に集中している傾向にある。業界を絞って求人を探すのが効率的だ。
戦略3:人事系の資格を取得する
社会保険労務士(社労士)の資格があると、労務管理のスペシャリストとして市場価値が大幅に高まる。キャリアコンサルタントの資格も、採用担当としてのスキルアップに有効だ。
戦略4:オンライン採用の実績をアピールする
オンライン面接の実施経験、ATS(採用管理システム)の運用経験、採用マーケティングの実績などは、リモートワーク人事の求人で高く評価される。職務経歴書に具体的な実績を記載しよう。
戦略5:副業から人事業務を始める
人事経験が浅い場合は、副業で採用代行や人事コンサルティングの業務を請け負うのも一つの方法だ。クラウドソーシングや副業マッチングサービスで採用サポートの案件を探してみよう。
よくある質問(Q&A)
Q. 人事未経験でもリモートの求人に応募できる?
未経験の場合は、まず人事アシスタントや採用事務のポジションからスタートするのが現実的だ。面接調整、応募者対応、データ入力など、補助的な業務から経験を積んでいこう。
Q. 人事のリモートワークで完全在宅は可能?
完全フルリモートの人事求人は限定的だが、存在はする。特にスタートアップ企業やフルリモートを方針として掲げている企業では、人事職もフルリモートで働けるケースがある。ただし、月数回の出社が求められるハイブリッド型の方が一般的だ。
Q. 人事からのキャリアアップ先は?
人事マネージャー→人事部長→CHRO(最高人事責任者)という管理職ルートのほか、HRBPやHRコンサルタントとしてのスペシャリストルートもある。フリーランスの人事コンサルタントとして独立する道もある。

まとめ
リモートワークの人事求人は、採用活動のオンライン化やHRテックの普及により増加傾向にある。完全フルリモートの求人はまだ限定的だが、ハイブリッド型であればかなりの数の求人が見つかる状況だ。
在宅で人事職に就くためには、HRテックの操作スキル、コミュニケーション力、労働法の知識が基本的な武器になる。IT・SaaS業界やスタートアップ企業を中心に探すと、リモートワーク可能な人事求人を見つけやすい。
この記事を参考に、リモートワークの人事職への挑戦を検討してみてほしい。「人」に関わる仕事ならではのやりがいを、在宅でも感じられるはずだ。
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