在宅勤務が続くと、机の上にはケーブル、書類、文房具といった小物がじわじわと増えていきます。気づけば作業スペースが物に埋もれ、探し物に時間を取られる、そんな経験はありませんか。
机が片づいていると探し物の手間が減り、目の前の作業に集中しやすくなります。散らかりは意志の弱さではなく、物の置き場所が決まっていないことが原因であることがほとんどです。仕組みで片づく状態をつくれば、努力しなくても散らからなくなります。
この記事では、在宅ワークのデスク周りを片づけるための収納術を、ケーブル・書類・小物という3つのカテゴリーに分けて解説します。どこから手をつければいいか分からない方も、順番に整えていける構成にしているので安心してください。特別な道具がなくても始められる工夫から紹介していきます。

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ケーブルを整理する
束ねる・浮かせる・隠すの3原則
机まわりのケーブルは、放っておくとホコリがたまり、掃除もしづらくなります。ケーブル整理の基本は「束ねる」「浮かせる」「隠す」の3つを組み合わせることです。まずは余った長さを束ね、次に床に垂らさず浮かせ、最後に見えないように隠す、という順番で進めると無理なく片づきます。
束ねるにはマジックテープ式の結束バンドが便利です。付け外しがしやすいタイプなら、機器を入れ替えるたびに調整できて長く使えるため、ケーブルの増減がある在宅環境と相性が良い選択です。配線グッズの選び方は配線整理グッズを紹介した記事も参考になります。
ケーブルトレーで足元をすっきり
机の下にケーブルトレーを取り付けると、電源タップやアダプターをまとめて浮かせて収納できます。床にケーブルが垂れなくなると、掃除がしやすくなり、足元も広く使えるため、見た目と実用性の両方が整います。配線をまとめる手順はデスク周りの配線整理を解説した記事も分かりやすいです。
複数の機器を一つの電源タップにつなぐときは、たこ足配線になりすぎないよう気をつけましょう。タップの容量を超える使い方は発熱の原因になります。容量に余裕を持たせ、ホコリがたまらないよう定期的に確認すると安心です。
書類を整理する
紙は「一時置き」と「保管」に分ける
書類が散らかる大きな原因は、置き場所があいまいなことです。書類を「すぐ使う一時置き」と「あとで見る保管」に分けるだけで、机の上の紙が一気に減るという効果があります。一時置きはトレー、保管はファイルボックスやクリアファイルに、と役割で置き場所を決めましょう。
立てて収納すると探しやすい
書類は積み重ねると下のものが見えなくなり、探すたびに崩すことになります。ファイルボックスに立てて収納すると、背表紙で中身が分かり、必要な書類をすぐ取り出せます。ラベルを貼っておくと、家族が見ても分かりやすく、戻す場所にも迷いません。可能な書類はデータ化して紙そのものを減らすのも有効な方法です。
- いる・いらないを分けて、不要な紙を減らす
- 「一時置き」と「保管」で場所を分ける
- 保管する紙は立ててラベルをつける
- データ化できるものはスキャンして紙を手放す

小物を整理する
使う頻度で置き場所を決める
ペン、付箋、充電器、イヤホンといった小物は、数が多いぶん散らかりやすいものです。よく使うものは手の届く範囲に、たまにしか使わないものは引き出しの奥に、と使用頻度で置き場所を分けると、机の上がすっきり保てます。すべてを手元に置こうとすると、かえって散らかる原因になります。
仕切りトレーで定位置をつくる
引き出しの中は、仕切りトレーを使うと小物の定位置が決まります。一つひとつに住所を与えるイメージで置き場所を決めると、使ったあとも自然に戻せるため、散らかりにくくなります。空いたケースや小箱を活用すれば、費用をかけずに仕切りをつくることもできます。
ラベリングと見直しで仕組みを育てる
ラベルで「戻す場所」を分かりやすく
収納は、しまう場所だけでなく「戻す場所」が分かることが大切です。ボックスや引き出しにラベルを貼っておくと、使ったあとに迷わず戻せて、散らかりにくくなります。家族と共有する空間なら、ラベルがあることで誰が見ても分かりやすくなります。手書きのシールでも十分なので、まずは主な収納にラベルをつけることから始めてみましょう。
定期的に見直して物を増やしすぎない
収納の仕組みは、一度つくって終わりではありません。数カ月に一度、使っていない物がないかを見直すと、物が増えすぎるのを防げます。増えた分だけ収納を足すのではなく、まず減らせないかを考えるのがすっきりを保つコツです。使う頻度が落ちた物は、思い切って手放すか、別の場所に移すと机まわりに余白が生まれます。
オンとオフを切り替える収納
リビングやダイニングの一角で働く場合、仕事道具をしまえる仕組みがあると生活空間に戻しやすくなります。ふた付きの収納ボックスやキャスター付きのワゴンにまとめておけば、仕事が終わったらさっと片づけて生活モードに切り替えられます。道具を一カ所にまとめておくと、翌朝の準備もスムーズです。物理的に片づけることが、気持ちの切り替えにもつながります。在宅と生活の境目があいまいになりがちな環境では、この切り替えの仕組みが働きやすさを支えてくれます。

片づいた状態を保つコツ
一度片づけても、置き場所を決めていないとまた散らかってしまいます。物を増やす前に置き場所を決める、一日の終わりに机の上をリセットする、この2つの習慣が片づいた状態を保つ土台になります。完璧を目指さず、続けられる範囲で仕組みを整えるのが長続きのコツです。
収納アイテムを選ぶときの考え方
収納グッズは種類が多く、どれを選べばいいか迷いがちです。まず大切なのは、手持ちの物の量を把握してから、それに合うサイズと数を選ぶことです。収納が大きすぎると場所を取り、小さすぎると入りきりません。物を減らしたうえで、残った量にちょうど合うものを選ぶと無駄がありません。
もう一つのポイントは、あとから調整しやすいアイテムを選ぶことです。マジックテープ式の結束バンドや、仕切りを動かせるトレーなど、変化に対応できるグッズは長く使えます。在宅環境は働き方によって必要な物が変わるため、柔軟に組み替えられる収納が便利です。見た目をそろえたいなら、色や素材を統一すると机まわりに統一感が出て、すっきりとした印象になります。まずは今の物の量に合わせて、必要な分だけ少しずつそろえていくのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q. 収納グッズをそろえる前にやるべきことは?
A. まずは「いる・いらない」を分けて、不要な物を減らすことです。物の量が多いままグッズを買うと、収納が足りずにまた散らかります。減らしてから、残った物の量に合わせてグッズを選ぶと、無駄なく片づけられます。
Q. リビングの一角が作業場です。生活感を隠す方法は?
A. ふた付きの収納ボックスやワゴンを使うと、仕事道具をまとめて隠せます。仕事が終わったらワゴンごと移動させれば、リビングを生活空間に戻せます。オンとオフの切り替えにも役立つ方法です。
Q. どうしても片づけが続きません。
A. 一気に完璧を目指すと疲れて続きません。まずはケーブルだけ、次は書類だけ、と一カテゴリーずつ取り組むのがおすすめです。小さく区切って達成感を積み重ねると、無理なく続けられます。
Q. 書類はどのくらいの頻度で見直せばいいですか?
A. 一時置きのトレーは週に一度ほど、保管しているファイルは数カ月に一度を目安に見直すと、紙がたまりすぎずに済みます。見直すタイミングを「月初」など決めておくと習慣化しやすくなります。不要になった書類は、個人情報に気をつけながら処分しましょう。
Q. コード類にホコリがたまって掃除が大変です。
A. ケーブルを束ねて床から浮かせておくと、ホコリがたまりにくく掃除もしやすくなります。ケーブルトレーで机の下にまとめる、収納ボックスに入れて隠す、といった方法が有効です。配線をすっきりさせておくと、掃除機もかけやすくなり、日々の手入れがぐっとラクになります。
Q. 小物がすぐ行方不明になります。どうすれば?
A. 小物は「一つひとつに定位置を決める」ことがいちばんの対策です。仕切りトレーやペン立てを使い、使ったら同じ場所に戻す習慣をつけると、探す時間が減ります。よく使う物だけを手元に残し、それ以外は引き出しにしまうと、机の上がすっきり保てます。定位置が決まっていれば、家族が使ったあとも元に戻しやすく、散らかりにくい状態を保てます。
Q. 収納を増やしたのに片づきません。なぜですか?
A. 収納を増やすと、そのぶん物を持てるスペースも増え、かえって物が減らないことがあります。まずは持っている物の量そのものを見直し、使っていない物を手放すことが先決です。物の量が適正になってから収納を整えると、無理なく片づいた状態を保てます。
まとめ
デスク周りの片づけは、ケーブル・書類・小物の3つに分けて、それぞれに置き場所を決めることが基本です。束ねて浮かせて隠す、立てて収納する、使用頻度で分ける、といった仕組みをつくれば、努力しなくても散らからない机が保てます。ラベルで戻す場所を分かりやすくし、定期的に見直す習慣を加えれば、片づいた状態が長続きします。まずは一カテゴリーから、無理のない範囲で始めてみてください。
片づけと合わせて、便利グッズで効率も上げると在宅環境がさらに整います。目的別の紹介はこちらでどうぞ。

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