「リモート会議でホワイトボードが使えたらなぁ」「オンラインでブレストしたいけど良いツールが見つからない」と感じたことはありませんか。対面の会議室にはホワイトボードがあるのに、リモートだとどうしてもスライドを見せるだけの一方通行になりがちです。
オンラインホワイトボードを導入したチームの約8割が「会議の生産性が向上した」と回答しているデータもあり、リモートワークの定番ツールとして急速に広まっています。アイデア出しやプロジェクト管理、ワークショップなど、使い道は想像以上に幅広いです。
この記事では、リモート会議で本当に使えるオンラインホワイトボードツールを厳選して比較します。無料プランの有無や使い勝手、チーム利用に向いているかどうかまで詳しく解説しているので、ツール選びの参考にしてください。

オンラインホワイトボードとは?できること一覧
オンラインホワイトボードは、ブラウザやアプリ上で複数人が同時に書き込めるデジタルのホワイトボードです。物理的なホワイトボードと違い、キャンバスの広さに制限がなく、テキスト・図形・画像・付箋などを自由に配置できます。Web会議ツールとの併用がおすすめで、テレワークツールのおすすめ比較でWeb会議ツールも紹介しています。
主な用途
- ブレインストーミング(付箋を貼ってアイデアを出し合う)
- プロジェクトの進行管理(カンバンボードとして使う)
- ワークショップやチームビルディング
- マインドマップの作成
- フローチャートやワイヤーフレームの共同作成
- 議事録や会議のビジュアルまとめ
対面の会議室では「書いて消して」が基本ですが、オンラインホワイトボードなら書いた内容がすべて自動保存されるのが大きなメリットです。会議後に写真を撮る必要もなく、リンクを共有するだけで全員がいつでも内容を確認できます。
オンラインホワイトボードを選ぶときのチェックポイント
ツールを選ぶ前に、まずはチームに合うかどうかを見極めるポイントを押さえておきましょう。
同時編集の快適さ
オンラインホワイトボードの最大の価値はリアルタイムの共同編集です。同時に何人まで書き込めるか、遅延がないか、カーソルの動きが見えるかといった点をチェックしてください。参加者が10人を超える場合は、負荷に強いツールを選ぶ必要があります。
無料プランの範囲
多くのツールが無料プランを提供していますが、ボードの数や共同編集者の人数に制限がかかっているケースがほとんどです。チーム全体で使うなら、無料プランの制限内で足りるかどうかを事前に確認しましょう。
テンプレートの充実度
白紙のキャンバスから始めると意外と手が止まります。ブレスト用、カンバン用、SWOT分析用など、あらかじめテンプレートが豊富に用意されていると、すぐに作業を始められます。
既存ツールとの連携
Zoom・Slack・Microsoft Teams・Google Workspaceなど、すでに使っているツールとスムーズに連携できるかは重要なポイントです。会議中にワンクリックでホワイトボードを開けると、利用のハードルがグッと下がります。

おすすめオンラインホワイトボードツール6選
Miro(ミロ)
オンラインホワイトボードの代名詞といえるツールです。直感的な操作性と豊富なテンプレートが魅力で、世界中のリモートチームに愛用されています。テンプレートは2,500種類以上と非常に豊富で、ブレスト・ユーザーストーリーマッピング・レトロスペクティブなど、あらゆるシーンに対応しています。
無料プランでは3ボードまで作成可能で、チームメンバーは無制限に招待できます。有料プランは1人あたり月額8ドルからで、ボード数の制限が撤廃されます。Zoom・Slack・Jiraなどとの連携も充実しており、開発チームやデザインチームにも高い評価を得ています。
参考:Miro公式サイト
FigJam(フィグジャム)
デザインツール「Figma」のチームが作ったホワイトボードツールです。Figmaユーザーなら違和感なく使い始められます。スタンプやリアクション、投票機能など、チームのコミュニケーションを活性化する仕掛けが豊富に用意されています。
FigJamは無料プランでもボード数が無制限という太っ腹な設定が特徴です。チームで気軽に使い始めるならFigJamが最もハードルが低いでしょう。デザインプロセスとの連携が必要なチームには特におすすめです。
参考:FigJam公式サイト
Microsoft Whiteboard
Microsoft 365を導入している企業なら追加費用なしで使えるのが最大のメリットです。TeamsやOneDriveとの連携がシームレスで、Teams会議中にワンクリックでホワイトボードを起動できます。
機能面ではMiroやFigJamに比べるとシンプルですが、基本的な付箋・手書き・図形・テンプレートはしっかり揃っています。「すでにMicrosoft 365を使っていて、新しいツールを増やしたくない」というチームにはベストな選択肢です。
Lucidspark(ルシッドスパーク)
フローチャートツール「Lucidchart」のチームが提供するホワイトボードです。ブレストで出たアイデアをそのままLucidchartのフローチャートに変換できるのがユニークな特徴です。
投票機能やタイマー機能など、ファシリテーションをサポートする機能が充実しており、ワークショップやアイデアソンの進行に向いています。無料プランでは3ボードまで利用可能です。
Jamboard(Google)
Google Workspaceユーザーなら無料で使えるシンプルなホワイトボードです。Google Meetとの連携が強みで、会議中にさっとホワイトボードを開けます。機能は最小限ですが、その分操作に迷うことがなく、ITリテラシーが高くないメンバーでも使いやすいです。
ただし、高度なテンプレートや外部連携は限定的なので、本格的に使い込むならMiroやFigJamの方が向いています。
Canva Whiteboard
デザインツール「Canva」のホワイトボード機能です。Canvaの豊富なグラフィック素材やイラストをそのまま使えるのが強みで、見た目のきれいなボードを作りたい場合に重宝します。ブランドカラーやロゴを使った統一感のあるボードも簡単に作成可能です。
Canvaの無料プランでもホワイトボード機能は利用可能で、Canvaをすでに使っているチームなら新たにツールを導入する手間が省けます。
ツール比較まとめ表
ここまで紹介した6つのツールを項目ごとに比較します。
- テンプレートの豊富さ:Miro > FigJam > Lucidspark > Canva > MS Whiteboard > Jamboard
- 無料プランの使いやすさ:FigJam(ボード無制限) > Canva > Miro > Lucidspark
- Microsoft 365との相性:MS Whiteboard > Miro > その他
- Google Workspaceとの相性:Jamboard > FigJam > Miro > その他
- デザインチーム向け:FigJam > Miro > Canva

オンラインホワイトボードを効果的に使うコツ
事前にテンプレートを準備しておく
会議が始まってからテンプレートを探していると時間がもったいないです。ファシリテーターは事前にボードを作成し、テンプレートを配置しておきましょう。参加者は会議開始と同時に書き込みを始められます。
ルールを最初に共有する
付箋の色分けルールやエリアの使い方を最初の1分で説明すると、ボードがカオスになるのを防げます。たとえば「黄色の付箋はアイデア」「ピンクは課題」「緑は決定事項」のように色で分けると、後から見返すときも分かりやすくなります。
書くことに集中する時間を設ける
ホワイトボードを使ったブレストでは、最初の5分間は「発言禁止・書くことだけに集中」というサイレントブレストが効果的です。声の大きい人の意見に引っ張られず、全員が平等にアイデアを出せます。リモートワークならではの強みを活かしましょう。
会議後にボードを整理して共有する
会議で使ったボードはそのまま放置せず、ファシリテーターが軽く整理してからチームに共有するのがおすすめです。散らばった付箋をグループ化し、アクションアイテムをまとめておくと、次のアクションにつなげやすくなります。
導入時によくある失敗と対策
ツールを入れただけで満足してしまう
ホワイトボードツールを契約しただけでは何も変わりません。最初の2週間は意識的に会議のたびにホワイトボードを使い、チーム全体に使い方を浸透させることが大切です。慣れるまではファシリテーターがリードしてボードの操作を見せましょう。
機能を使いすぎて複雑になる
MiroやFigJamは機能が豊富なぶん、あれもこれも使いたくなりがちです。最初は付箋・テキスト・図形の3つだけに絞って使い始め、チームが慣れてきたら徐々に機能を追加する方がスムーズに定着します。
参加者のITリテラシーを考慮しない
全員がツールの操作に慣れているとは限りません。初めて使うメンバーがいる場合は、会議の冒頭に3分程度の操作説明を入れるか、事前に操作方法をまとめた短い動画を共有しておくと安心です。

無料で始めるならどのツールがいい?
予算をかけずにまず試したいなら、以下の優先順位がおすすめです。
1. FigJam:無料プランでボード数無制限。共同編集もスムーズで、チームで気軽に使い始めるにはベスト。Figmaアカウントがあればすぐに使えます。
2. Miro:無料プランは3ボードまでですが、テンプレートの質と量がトップクラス。まず1つのプロジェクトで試して、良ければ有料プランに移行するパターンがおすすめです。
3. Microsoft Whiteboard / Jamboard:すでにMicrosoft 365またはGoogle Workspaceを契約しているなら、追加コストゼロで使えます。機能はシンプルですが、既存環境との連携の良さは見逃せません。
参考:Atlassian – オンラインホワイトボードツールの選び方
よくある質問


