Web会議でスピーカーの音質が悪いと、相手の声が聞き取りにくく会議の質が落ちてしまう。特に複数人で同じ部屋から参加する場合、スピーカーフォンの性能が会議の快適さを大きく左右する。
この記事では、Web会議に適したスピーカーの選び方と、利用シーン別のおすすめスピーカータイプを比較しながら解説する。在宅での一人利用から会議室での複数人利用まで、幅広いシーンに対応した情報をまとめているので参考にしてほしい。

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Web会議用スピーカーの種類
Web会議で使えるスピーカーには大きく分けて3つのタイプがある。それぞれの特徴を理解して、自分に合ったものを選ぼう。
スピーカーフォン(マイク一体型)
マイクとスピーカーが一体になった製品で、Web会議では最もポピュラーなタイプだ。デスクの上に置くだけで使えるため、セットアップが簡単。一人用のコンパクトなモデルから、会議室向けの大型モデルまで幅広いラインナップがある。
エコーキャンセラーやノイズリダクション機能が搭載されているモデルが多く、ハウリング(キーンという音)が発生しにくいのもメリットだ。
外付けスピーカー+外付けマイク
スピーカーとマイクをそれぞれ別に用意するパターンだ。音質にこだわりたい方や、すでに高品質なスピーカーを持っている方に向いている。ただし、スピーカーの音がマイクに回り込んでエコーが発生するリスクがあるため、ヘッドセットとの併用が推奨されるケースもある。
モニタースピーカー内蔵型
外付けディスプレイにスピーカーが内蔵されているタイプだ。デスク周りをスッキリさせたい方には便利だが、音質は専用のスピーカーフォンに比べると劣ることが多い。カジュアルな社内ミーティング程度なら十分だが、重要な商談には専用のスピーカーフォンを用意した方がいい。

スピーカーフォンの選び方のポイント
スピーカーフォンを選ぶ際にチェックすべきポイントをまとめた。
利用人数で選ぶ
利用人数の目安
- 1〜2人:コンパクトな小型スピーカーフォン。集音範囲は1〜2m程度で十分
- 3〜6人:中型スピーカーフォン。360度全方向集音できるモデルが便利
- 7人以上:大型スピーカーフォン、または連結対応モデル。広い会議室では2台以上の連結が必要になることもある
接続方式
USB接続とBluetooth接続が主流だ。USB接続は遅延が少なく音質が安定しているため、固定の会議室に設置する場合におすすめ。Bluetooth接続はケーブル不要で持ち運びしやすいため、複数の部屋で使い回したい場合に便利だ。両方に対応したモデルを選んでおくと柔軟に使える。
エコーキャンセラーの性能
スピーカーフォンで重要なのは、スピーカーから出た音がマイクに回り込んでエコーが発生するのを防ぐエコーキャンセラーの性能だ。性能が低いとハウリングやエコーが発生して相手に不快な音が伝わってしまう。購入前にレビューでエコーキャンセラーの評価を確認しておこう。
Web会議ツールとの認証
Zoom、Microsoft Teams、Google Meetなどの主要なWeb会議ツールから公式認証を取得しているモデルを選ぶと、ミュートボタンやボリューム操作がアプリと連動してスムーズに使える。認証がないモデルでも基本的な使用は可能だが、一部の機能が制限される場合がある。
人気メーカーの特徴比較
Web会議用スピーカーフォンの代表的なメーカーとその特徴を比較する。
Anker
コスパの高さで人気のAnkerは、Web会議向けのスピーカーフォンも多数展開している。PowerConfシリーズは手頃な価格ながらAIノイズリダクションやエコーキャンセラーを搭載しており、個人利用から小規模チームまで幅広く対応する。バッテリー内蔵で持ち運びにも便利なモデルが多い。
公式サイト:Anker スピーカーフォン製品一覧
ヤマハ
音響メーカーとしての技術力を活かしたスピーカーフォンが特徴だ。YVCシリーズに搭載されている「SoundCapテクノロジー」は、周囲の雑音が多い環境でも人の声だけをクリアに拾う独自技術で、オープンオフィスなど騒がしい環境での利用に向いている。複数台を連結して大人数の会議にも対応できるモデルもある。
公式サイト:ヤマハ ユニファイドコミュニケーション製品
Jabra
デンマーク発の音響機器メーカーで、ビジネス向け製品に強い。SPEAKシリーズはコンパクトながら高音質で、USB-CとBluetoothの両方に対応しているモデルが多い。Microsoft Teams認証モデルも充実しており、Teamsメインのユーザーに人気がある。
公式サイト:Jabra スピーカーフォン
EMEET
コスパの良さで注目されているEMEETは、個人〜中規模会議向けのスピーカーフォンを展開している。360度全方向から集音できるモデルや、AIノイズキャンセル搭載モデルなど、1万円以下の価格帯で機能が充実している点が魅力だ。

利用シーン別のおすすめ構成
在宅で一人利用の場合
一人での在宅利用なら、コンパクトなスピーカーフォンかヘッドセットがおすすめだ。スピーカーフォンは机の上に置くだけで使えるため手軽だが、家族と同居している場合は音漏れに注意が必要だ。周囲に音が漏れるのが気になる場合はヘッドセットを併用するのがベターだ。
小規模会議室(3〜6人)の場合
テーブルの中央に1台のスピーカーフォンを置く構成が基本だ。360度全方向から集音できるモデルを選び、集音範囲が会議室のサイズをカバーしているか確認しよう。
大規模会議室(7人以上)の場合
大きな会議室では、1台のスピーカーフォンでは集音範囲が足りないことがある。連結機能に対応したモデルを2台以上使うか、専用の天井マイク+スピーカーシステムの導入を検討しよう。
スピーカーフォンの設置と使い方のコツ
テーブルの中央に置く
スピーカーフォンは参加者全員から等距離になる位置に置くのが理想だ。テーブルの端に偏って置くと、遠い位置にいる人の声が拾いにくくなる。
反響を抑える工夫
会議室の壁がガラスやコンクリートなど硬い素材の場合、音が反響してスピーカーフォンの性能が発揮されにくい。吸音パネルを設置するか、カーテンなどで反響を軽減する工夫をしよう。
ファームウェアの更新
スピーカーフォンの中にはファームウェア更新で音質やノイズキャンセル性能が改善されるものもある。定期的に更新を確認して、常に最新の状態に保っておくのがおすすめだ。
よくある質問(Q&A)
Q. ノートPCの内蔵スピーカーだけではだめ?
A. 一人での軽い打ち合わせなら問題ないことが多いが、複数人での会議や重要な商談では外付けのスピーカーフォンを使った方がいい。内蔵スピーカーはマイクとの距離が近いためエコーが発生しやすく、音量も十分でないケースがある。
Q. Bluetoothスピーカーフォンの遅延は気にならない?
A. 最新のBluetoothモデルであれば、Web会議レベルでは遅延はほとんど気にならない。ただし、環境によっては接続が不安定になることがあるので、重要な会議ではUSB接続を使うのが安心だ。
Q. スピーカーフォンとヘッドセットはどちらがおすすめ?
A. 使い分けるのがベストだ。チームで同じ部屋から参加する会議ではスピーカーフォン、一人で集中して参加する会議ではヘッドセットが向いている。

まとめ
Web会議用スピーカーは、利用人数と会議室のサイズに合わせて選ぶのが基本だ。エコーキャンセラーの性能、接続方式、Web会議ツールとの認証の3つを重視して選ぶと、失敗しにくい。
Anker・ヤマハ・Jabra・EMEETなど、メーカーごとに強みが異なるため、自分の予算や利用シーンに合ったモデルを選んでほしい。快適な音環境を整えることで、Web会議の生産性は確実に向上する。
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