リモートワークの普及にともない、シェアオフィスの利用者が増え続けています。自宅だと集中しにくい、カフェだとセキュリティが心配、でも賃貸オフィスはコストが高すぎる——そんな方にとって、シェアオフィスは費用と利便性のバランスが取れた選択肢です。
この記事では、シェアオフィスの費用相場やタイプ別の特徴、選び方のポイントをまとめて解説します。フリーランスからスタートアップ、テレワーク中の会社員まで、幅広い方に役立つ内容になっています。

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シェアオフィスとは?コワーキングスペースとの違い
シェアオフィスとは、複数の企業や個人が一つのオフィス空間を共有して利用する形態のことです。広い意味ではコワーキングスペースもシェアオフィスの一種ですが、一般的には以下のような違いがあります。
コワーキングスペースはオープンなフリーアドレス席が中心で、交流やコミュニティの要素が強いのが特徴です。一方、シェアオフィスは固定席や個室のプランが充実しており、より「オフィスらしい」環境で仕事ができます。
シェアオフィスには受付スタッフが常駐しているケースも多く、来客対応や電話応対を任せられるサービスもあります。ビジネスの拠点としての機能が整っているのがシェアオフィスの強みです。
シェアオフィスの費用相場|タイプ別に解説
シェアオフィスの費用は利用タイプによって大きく異なります。ここでは3つのタイプに分けて、おおまかな費用相場を紹介します。
フリーアドレス型(月額2万〜6万円程度)
空いている席に自由に座るスタイルで、シェアオフィスの中では最もリーズナブルです。1人での作業や出張先のサテライト利用に適しており、月額2万〜6万円程度が目安です。ただし、毎日同じ席で作業したい方には不向きな場合があります。
固定席型(月額4万〜10万円程度)
自分専用の席が確保されるタイプです。個人ロッカーやモニターアームの設置ができる施設もあり、デスク周りを自分好みにカスタマイズできます。月額4万〜10万円程度が相場で、コスパと快適さのバランスが良い選択肢です。
固定席を契約するなら、クランプ式のモニターアームを持ち込んで机の上を広く使えるようにしている方も多いようです。取り付け可否は施設によって異なるため、契約前に確認しておくと安心です。
個室型(月額8万〜30万円程度)
壁とドアで区切られた完全個室を利用するタイプです。機密性が確保されるため、BtoBビジネスや金融・法律関連の業務に適しています。月額8万〜30万円程度と費用は高めですが、賃貸オフィスを借りるよりは初期費用を大幅に抑えられます。
なお、これらの料金はエリアや施設のグレードによって変動します。都心のプレミアム施設では相場よりも高くなるケースがあるため、最新の料金は各サービスの公式サイトで確認してください。
シェアオフィスの初期費用は、一般的に月額の1〜2ヶ月分+保証金程度です。賃貸オフィスのように敷金6ヶ月分+仲介手数料が必要になることはほとんどありません。

シェアオフィスの費用に含まれるサービス
シェアオフィスの月額料金には、通常以下のサービスが含まれています。
高速Wi-Fi・電源・デスク・椅子といった基本的なオフィスインフラは、ほぼすべての施設で月額料金に含まれています。フリードリンク(コーヒー・お茶・水)が含まれる施設も多いです。
一方で、外部モニターまで用意されている施設は多くありません。ノートPC1台だと画面が手狭に感じるという方は、持ち運べるモバイルモニターをバッグに入れておくという手もあります。
共用の複合機(コピー・FAX・スキャン)は、枚数制限付きで月額に含まれるか、従量課金になるケースが一般的です。会議室の利用は月あたりの無料枠が設けられている施設もありますが、別途時間課金の場合もあるため確認しておきましょう。
住所利用・郵便物受取・法人登記・電話代行などのサービスは、多くの場合オプション料金になります。必要な機能を洗い出して、トータルコストで比較することが大切です。
おすすめのシェアオフィスサービスの特徴
BIZcomfort(ビズコンフォート)
全国190拠点以上を展開し、月額2,200円(税込)からコワーキングスペースを利用できるコストパフォーマンスの高さが魅力です。24時間365日利用可能な拠点も多く、夜間や早朝に作業したいフリーランスにもおすすめです。
リージャス(Regus)
世界120か国以上に展開する最大手のシェアオフィスブランドです。出張先でも同じクオリティのオフィス環境が使える点が法人利用に人気です。コワーキングスペースは月額6,600円程度から利用できる拠点もあります。
サーブコープ(Servcorp)
ハイグレードなビルに入居し、受付スタッフが常駐するプレミアムなシェアオフィスです。来客対応や電話応対まで任せられるため、クライアントとの接点が多いコンサルタントや士業の方に向いています。
WeWork
デザイン性の高いオフィス空間とコミュニティイベントが特徴のグローバルブランドです。スタートアップやクリエイティブ業界のワーカーから支持されています。

シェアオフィスの選び方|失敗しないためのポイント
利用目的を明確にする
「毎日通うメインオフィスとして使いたい」のか、「週に数回のサテライトオフィスとして使いたい」のかで、選ぶべきプランは異なります。利用目的を明確にしてから施設を比較しましょう。
立地とアクセス
シェアオフィスは毎日通う可能性がある場所なので、自宅やクライアント先からのアクセスの良さは重要な判断基準です。最寄り駅から徒歩5分以内の施設がおすすめです。
毎日ノートPCを持って移動することになるので、肩や背中への負担が気になる方は、PC収納付きのビジネスリュックに切り替えておくと通勤がラクになります。
セキュリティ体制
入退室管理システム・監視カメラ・Wi-Fiの暗号化レベルなどのセキュリティ対策を確認しましょう。機密情報を扱う業種であれば、ISMSなどのセキュリティ認証を取得している施設を選ぶと安心です。
見学して雰囲気を確認する
Webサイトの写真だけではわからない要素も多いです。利用者の客層や騒音レベル、清掃状態など、実際に見学して確かめてから契約するのがおすすめです。
シェアオフィスに関するQ&A
Q. シェアオフィスで法人登記はできますか?
対応している施設もあります。ただし、法人登記には追加のオプション料金がかかるケースが一般的です。登記可能な施設かどうか、事前に確認しましょう。
Q. シェアオフィスの利用料は経費にできますか?
はい、事業用途での利用であれば「地代家賃」や「賃借料」として経費計上できます。法人の場合も同様です。
Q. シェアオフィスとレンタルオフィスの違いは何ですか?
シェアオフィスは共用スペースを複数の利用者でシェアする形態で、レンタルオフィスは専用の個室を借りる形態です。シェアオフィスのほうが費用は安い傾向にありますが、レンタルオフィスのほうが機密性は高くなります。
シェアオフィスを使うメリットとデメリット
メリット
シェアオフィスを利用するメリットは、賃貸オフィスと比較して初期費用・ランニングコストともに大幅に抑えられる点です。デスク・椅子・Wi-Fi・複合機などの設備が最初から揃っているため、入居後すぐに業務を開始できます。
ほかの利用者との交流から新たなビジネスチャンスが生まれることもあります。異業種の方と自然にコミュニケーションが取れる環境は、賃貸オフィスにはない魅力です。
デメリット
共用スペースを使う以上、周囲の声や物音が気になることがあります。集中して作業したい方は、個室プランや防音ブースのある施設を選びましょう。また、混雑時には席が確保できない場合もあるため、予約システムの有無は事前に確認しておくのがおすすめです。
個室プランまでは予算的に厳しいという場合、ノイズキャンセリング機能付きのヘッドホンを持ち込んで、周囲の音が気にならない状態を作っている利用者もいます。
シェアオフィスの契約で後悔しないためのチェックリスト
シェアオフィスを契約する前に、以下のチェックリストで最終確認をしておきましょう。
まず、月額料金以外にかかる費用をすべて確認しましたか。共益費・光熱費・印刷代・会議室利用料など、追加コストが発生する項目を漏れなくリストアップしましょう。
次に、最低契約期間と解約条件を確認しましたか。途中解約に違約金がかかる場合、予想外の出費になります。1ヶ月単位で解約できるサービスが安全です。
Wi-Fiの速度を実際に測定しましたか。見学時にスマホの速度測定アプリを使って、下り速度と上り速度をチェックしておくのがおすすめです。Web会議を快適に行うには、上り・下りともに20Mbps以上は欲しいところです。
利用者の雰囲気は自分に合っていますか。騒がしい環境が苦手な方は、静かに作業する利用者が多い施設を選びましょう。逆に、交流やコミュニティを重視する方は、イベントが活発な施設がおすすめです。
通勤経路の混雑状況は確認しましたか。朝の通勤ラッシュ時に実際のルートを移動してみて、所要時間とストレスレベルを体感しておくとよいでしょう。

まとめ|シェアオフィスは費用と利便性のバランスで選ぼう
シェアオフィスは、賃貸オフィスよりも低コストでビジネス環境を整えられる選択肢として人気が高まっています。費用はフリーアドレス型の月額2万円程度から個室型の月額30万円程度まで幅がありますが、自分の利用目的と予算に合ったタイプを選ぶことで、コストパフォーマンスの高い働き方が実現できます。
まずは気になる施設に見学を申し込んで、実際の雰囲気やサービス内容を確認してみてください。
参考:シェアオフィス完全ガイド|fabbit シェアオフィス費用解説|BIZcomfort公式サイト
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