絵を描くのが好きで、そのスキルを活かして在宅ワークをしたいと考えている方は多い。イラストレーターとしての仕事は自宅で完結できるものが多く、在宅ワークとの相性が抜群だ。
「イラストの仕事ってどうやって見つけるの?」「未経験でも仕事はもらえる?」そんな疑問を抱えている方に向けて、この記事では在宅ワークとしてイラストの仕事を探す方法を具体的に解説していく。クラウドソーシングやSNSなど、多くの探し方が存在するので、自分に合ったルートを見つけてほしい。

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在宅ワークで受注できるイラストの仕事の種類
イラストの在宅ワークと一口に言っても、実は仕事の種類はかなり幅広い。自分の得意分野に合ったジャンルを見つけることが、長続きするコツだ。
SNS・Web向けイラスト
SNSのアイコンやヘッダー画像の制作は、個人からの依頼が多いジャンルだ。X(旧Twitter)やInstagramのアイコンを描いてほしいという需要は常にある。1件あたりの単価は3,000〜10,000円程度が相場で、比較的手頃だが数をこなしやすいのがメリットだ。VTuberのアバター制作もこのカテゴリに含まれ、高単価になる傾向がある。
YouTubeサムネイル・バナー制作
YouTuberやブロガーから、サムネイルやバナーの制作を依頼されることもある。イラストとデザインの両方のスキルがあると受注の幅が広がる。1枚あたり1,000〜5,000円程度が相場で、継続案件になりやすいのも魅力だ。
キャラクターデザイン
企業やVTuberのオリジナルキャラクターをデザインする仕事。専門性が高く、単価も高い傾向にある。1体あたり数万円〜数十万円の案件もあり、ポートフォリオにキャラクターデザインの実績があると受注しやすい。三面図やSDキャラの制作など、追加オプションで単価を上げることも可能だ。
書籍・雑誌のカットイラスト
書籍や雑誌の挿絵として使われるカットイラスト。出版社やWebメディアからの依頼で、比較的まとまった報酬が得られることが多い。出版社との直接取引は信頼が必要だが、一度パイプができると継続的な仕事につながりやすい。
LINEスタンプ・絵文字制作
自分でLINEスタンプを制作して販売する方法もある。制作から販売まで自分で完結できるため、クライアントワークとは異なる収入源になる。ヒットすると不労所得に近い形で継続的に売上が入ってくるのが魅力だ。
ストックイラスト
Shutterstockやアドビストック、PIXTAなどのストックフォトサイトにイラストを登録して販売する方法もある。一度制作すれば繰り返しダウンロードされる可能性があるため、資産性のある収入源となる。
イラストの仕事は「何が描けるか」よりも「何を解決できるか」が重要。クライアントの要望を汲み取って形にする力が求められる。コミュニケーション力も大切なスキルだ。
イラストの在宅ワークに必要なスキルとツール
必要なスキル
- デッサン力:基本的な描画スキル。美大レベルは不要だが、形をとる力と構図のセンスは必要
- デジタルイラストの操作:ペンタブやイラストソフトを使いこなす技術。レイヤー管理やブラシの使い分けなど
- コミュニケーション力:クライアントの要望を正確に理解し、ラフ→清書→修正のプロセスをスムーズに進める力
- 納期管理:締め切りを守る自己管理能力。複数の案件を同時に抱えた時のスケジュール管理も大切
- ファイル形式の知識:PSD、AI、PNG、SVGなど、用途に応じた適切なファイル形式で納品する知識
おすすめのツール
- CLIP STUDIO PAINT:イラスト・マンガ制作に特化したソフト。プロのイラストレーターにも愛用者が多く、ブラシの種類が豊富(公式サイト)
- Adobe Illustrator:ロゴやアイコンなどベクターイラストに強い。印刷物やWeb素材の制作にも対応
- Adobe Photoshop:写真加工からデジタルペイントまで幅広く対応。レタッチやコラージュ作品にも使える
- Procreate:iPadで本格的なイラスト制作ができるアプリ。外出先でも作業できる手軽さが人気
- ペンタブレット:Wacomの製品が定番。液タブ(液晶タブレット)か板タブ(ペンタブレット)かは好みで選ぼう。液タブの方が直感的に描けるが、板タブは価格が手頃で手首への負担も少ない

イラストの在宅ワークの探し方
イラストの仕事を見つけるには、いくつかのルートがある。自分のスキルレベルや目指す方向性に合わせて選ぼう。
クラウドソーシングサイトで探す
クラウドワークスやランサーズ、クラウディアなどのクラウドソーシングサイトには、イラスト制作の案件が多数掲載されている。SNSアイコン、キャラクターデザイン、広告用イラスト、漫画制作など、ジャンルも幅広い。
クラウドソーシングサイトでの受注方式は主に2種類ある。
- プロジェクト方式:クライアントと直接やり取りしながら制作を進める。修正対応含め、しっかりしたコミュニケーションが求められる
- コンペ方式:複数のイラストレーターが作品を提出し、選ばれた作品に報酬が支払われる。ロゴやキャラクターデザインに多い。採用されなければ報酬はないが、実力を試す場としても活用できる
スキルマーケットで出品する
ココナラやSKIMAなど、自分のスキルを出品できるマーケットプレイスを活用する方法もある。自分から価格やサービス内容を設定できるため、営業の手間が省ける。「SNSアイコン描きます」「キャラクターデザインします」など、サービスとしてパッケージ化して出品しよう。
SNSで作品を発信する
X(旧Twitter)、Instagram、Pixivなどで作品を公開し、ファンや潜在的なクライアントにアプローチする。「#イラスト依頼」「#絵師さんと繋がりたい」などのハッシュタグを活用して、依頼を受け付けていることをアピールしよう。定期的に新作を投稿することで、フォロワーの目に留まりやすくなる。
イラスト専門の求人・マッチングサービスを利用する
ハロワカやママワークスなど、在宅ワーク・リモートワークに特化した求人サイトにも、イラストレーター向けの仕事が掲載されている(ハロワカ公式サイト)。業務委託やフリーランス向けの案件が中心で、安定した仕事を探すなら活用したい。

未経験からイラストの在宅ワークを始めるためのステップ
ステップ1:ポートフォリオを作る
まずは自分のスキルをアピールするためのポートフォリオを用意しよう。仕事の実績がなくても、自主制作の作品で構わない。描きたいジャンルに寄せた作品を5〜10点ほど揃えるのが理想だ。PixivやArtStation、自分のWebサイトなど、作品をまとめて見せられる場所を用意しておこう。
ステップ2:クラウドソーシングに登録する
クラウドワークスやランサーズ、ココナラなどに登録して、プロフィールとポートフォリオを充実させよう。最初は低単価の案件でも積極的に応募して実績を作ることが大切だ。プロフィールには得意なタッチやジャンル、対応可能な作業範囲を明記しよう。
ステップ3:最初の案件を丁寧にこなす
初めての案件は緊張するものだが、クライアントとのコミュニケーションを大切にして、丁寧に仕上げよう。ラフの段階で方向性をしっかり確認し、認識のズレを防ぐことが重要だ。良い評価がつけば、次の案件獲得につながる。
ステップ4:実績を積んで単価を上げていく
実績が増えてきたら、徐々に単価を上げていこう。ポートフォリオに実際の仕事の成果物(クライアントの許可が必要)を追加していくと、説得力が増す。SNSのフォロワーが増えれば、自然と単価の高い仕事が集まりやすくなる。
クライアントの仕事の成果物をポートフォリオに掲載する場合は、事前に許可を得ること。NDA(秘密保持契約)がある案件は掲載不可。無断転載は信頼関係を壊すため、事前確認を徹底しよう。
イラストの在宅ワークで稼ぐためのコツ
得意なタッチ・ジャンルを明確にする
「何でも描けます」よりも、「このジャンルなら任せてください」という専門性がある方がクライアントに選ばれやすい。キャラクターデザインが得意なのか、リアル系イラストが強いのか、ゆるかわ系が得意なのか、自分の強みを明確にしよう。
修正回数を事前に決めておく
イラストの仕事では修正対応が発生することが多い。修正回数の上限を事前に決めておくことで、際限なく修正を求められるトラブルを防げる。「修正2回まで無料、以降は追加料金」など、ルールを最初に提示しよう。
リピーターを大切にする
一度仕事をしたクライアントにリピートしてもらえると、営業の手間が減って収入も安定する。納品後のフォローアップや、新しいサービスの提案を心がけよう。リピーターには割引を提供するのも有効だ。
料金表を公開する
SNSやポートフォリオサイトに料金表を公開しておくと、依頼のハードルが下がる。クライアントが予算感を事前に把握できるため、見積もりのやり取りも減らせる。

イラストの在宅ワークに関するQ&A
Q. 絵が上手くなくてもイラストの在宅ワークはできる?
できる。プロ級の画力がなくても、ゆるいタッチのイラストやシンプルなアイコン制作の需要は十分にある。デフォルメキャラやパターン素材など、味のあるタッチが好まれるジャンルもあるため、自分のテイストに合った案件を見つけることが大切だ。
Q. イラストの在宅ワークの収入目安は?
始めたばかりの頃は月数千円〜3万円程度が現実的。スキルと実績が積み上がれば、月10万円以上を目指すことも可能だ。キャラクターデザインなど高単価案件を受注できるようになると、さらに収入は伸びる。専業で活動している方の中には月30万円以上を稼いでいる方もいる。
Q. イラストの仕事で気をつけるべき著作権のポイントは?
クライアントに納品したイラストの著作権がどちらに帰属するかは、契約時に明確にしておくことが重要だ。著作権譲渡の場合と使用許諾の場合で報酬相場も変わるため、事前に確認しよう。二次使用料の取り決めも忘れずに。
Q. iPadだけでイラストの在宅ワークは可能?
可能だ。Procreateなどの高機能アプリがあれば、iPadだけでプロレベルのイラストを制作できる。ただし、Illustrator形式(.ai)での納品を求められる場合はパソコンが必要になることもある。iPad + Apple Pencilの組み合わせで活動しているプロのイラストレーターも多い。
まとめ
イラストの在宅ワークは、クラウドソーシングサイトやSNS、スキルマーケットなど、多くの探し方がある。未経験からでも、ポートフォリオを作り、小さな案件から実績を積み上げていけば十分にチャンスはある。
大切なのは、自分の得意なタッチを活かせる仕事を見つけることと、クライアントとの信頼関係を築くこと。まずはクラウドソーシングサイトに登録して、一歩を踏み出してみよう。好きなことを仕事にできる喜びは、何にも代えがたいものがある。
関連リンク:CLIP STUDIO PAINT公式サイト | クラウドワークス | ハロワカ
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